通信制高校・
サポート校の紹介。一人で勉強するのは、やはり大変です。通信制高校に通う学生にとって、心強い味方が、「
サポート校」。通信制サポート校とは、通信制高校に在籍する生徒に対して、3年間で卒業ができるよう単位取得・進級などに必要とされる支援を行う民間の教育施設のこと。
通信制高校を卒業するには、レポート(課題の添削)、スクーリング(面接指導)、テスト(試験)を通じて単位を取得する必要があります。しかし通信制高校の生徒は、独学になるので途中で挫折してしまうケースや卒業までに5年以上もかかってしまうケースが目立ちます。
「通信制
サポート校」は、そういった生徒を学習面、生活面、精神面でサポートします。通信制高校と同時入学することによって高校卒業資格を取得するコースや高卒認定の受験過程をめざしているコース、専攻のみの習得コースなどさまざまな形態があります。
学校教育法で定められた法的な「学校」としての認可を受けていないので、
サポート校だけでは高卒の資格(学歴)取得はできません。つまり、高卒の資格を取得するためには、通信制高校に同時入学が必要となります。
サポート校の運営はおもに学習塾,予備校,専門学校など教育関連の学校で、それぞれの特色を活かしたノウハウで運営されています。現在では
サポート校の数は増え、全国で約200校以上と言われています。
ココが通信制サポート校の特長
★高卒資格を3年間で取得
少人数制・担任制などを採用し、さまざまな学習スタイルに対応しており、学習のフォローが行き届いている
★登校促進
不登校などを経験してきた生徒が通いやすい環境を整えている。週1日の登校からスタートし徐々に登校のペースをアップしていったり、教師が訪問授業を行う在宅コースなどがある。またいじめ防止策やクラス分けなどにも配慮している学校が多数ある。
★自由な学校生活
最低限のルールを守ることにより、自己責任においてに時間管理などは必要であるが、高等学校とは違った学生生活を楽しむことができる。
★個人の才能・興味の開花
個人の才能や興味により、芸能コースやスポーツ、アートなど高等学校だけでは習得できない知識や技術を学ぶことができる。午前中は通信制高校の授業、午後からは選択授業といったカリキュラムや曜日毎に専門分野の授業を取り入れるなど学校によってさまざまなカリキュラムがある。
★学習面・精神面でのサポート
少人数制や担任制により個別指導が可能であり、学習面でトータル的なサポートが受けられる。また、臨床心理士を配置するなどなどメンタルサポートを充実させている学校もある。
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サポート校選びのポイント「スクーリング」
サポート校は通信制高校在学生を教育面、生活面、精神面でサポートしていくことを目的としているため、通学することが基本です。提携通信制高校のスクーリングが
サポート校で受けられる学校もあります。 通学スタイルは全日制のように週5から在宅コースまでさまざまですが、自分の生活スタイルに合った
サポート校を選びましょう。また、通学に無理のない距離での学校が望ましいでしょう。
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サポート校選びのポイント「将来の進路」
サポート校は予備校や学習塾、専門学校が母体となっているケースが多いため、高校の必修科目以外に専門的な知識や実技が学べるのも特徴的です。 音楽や芸能の道に進みたいと夢を持っている人、サッカーやウィンタースポーツなどスポーツのプロを目指している人、動物職専門資格を取得したいと思っている人など、自分の夢や目標が明確な人にとっては学業との両立を支援する
サポート校は最適といえるかもしれません。
また、大学進学を希望している人には、高校の基礎知識だけでなく大学受験の高度なノウハウを持つ予備校母体の
サポート校は一つの選択肢になります。高校の卒業資格とともにそれらの専門知識や資格を取得できるのは、
サポート校ならではの魅力でしょう。
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サポート校選びのポイント「eラーニング」
日制や定時制の高校に比べて、通信制や
サポート校はインターネットを相互通信として利用したeラーニングを積極的に活用している学校が多くあります。eラーニングとはインターネット上で実際の授業を受講したり、必須であるレポートを送信することが出来ます。不登校が原因で高校を中退したり、通学に不安を覚える人には適した学習スタイルといえるでしょう。
通信制高校は一方通行になりがちですが、相互通信が可能なeラーニングは対人関係を築くこともでき、今注目されているスタイルです。
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サポート校選びのポイント「学費」
サポート校は通信制高校との同時入学が基本のため、学費が二重になるケースが多く、経済的な負担が大きくなることも事実です。また、高校必修科目のみならず専門知識やスキルを学ぶため、通常の通信制高校よりも割高だと感じるかもしれません。 しかし、通信制高校を独学で3年間で卒業できるのは全体の20%だと言われているのも現実であり、学習面や精神面での手厚いフォローや身につく知識や資格をトータル的に考えて選ぶ必要があります。
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この記事はブログルポの
サポート校特集の依頼により執筆しました。
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- 2007/08/31(金) 16:36:21|
- ダルメシアン学びの泉|
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