国立音楽院では、学院生各自が自分らしい自己を育て生かし、しなやかでユニークな個性を創りだす心的条件や環境の魅力、つまり「精神の完全自由」の考えのもと、時代や社会が要求する音楽知識とその技能を深め、プロ意識に徹する自己を養成しております。
音楽のすべて、国立音楽院
校舎は、三宿にあり、メジャーレーベルのフォーライフ・レコードが造ったもので、外観・内装とも一見の価値はあります。また、22学科250科目以上の授業が、誰でも自由に学べ、組み合わせは無限であります。
そして、英国ロンドンにある、最古の音楽学校トリニティカレッジ・オブ・ミュージックと提携関係にあり、日本で唯一「トリニティカレッジ認定試験」が受験できます。世界82ケ国で実施されているこの音楽検定試験はグローバルスタンダード(国際標準)として、世界的に有名です。
◆即興演奏を学べる
音楽の原点。国立音楽院では、即興演奏を身につけることができる。即興は音楽本来のフォームです。即興演奏,アドリブと言うと,何か手の届かない特別のもの,音楽をやる人にとっては,つい尻込みをしてしまう,そんな息苦しいイメージが先立つのではないでしょうか。としたら、こんな皮肉はありません。
アドリブはad libtum,「自由に」「気ままに」という意味のラテン語なのですから。即興演奏improvisationは、記譜法が確立していない15世紀以前のヨーロッパで、音楽表現と創作の全てでした。18世紀バロック時代に至っても音楽家の優劣は即興演奏の腕で評価されます。
あのバッハも即興演奏の大変な名手として、多くの即興的な曲を残し、彼のトリオソナタ(鍵盤、管、通奏低音)の譜面には,白玉だけを並べて演奏者のad libtumにお任せの部分が多くあります。 20世紀のジャズトリオとふしぎな類似があるのです。
◆即興音楽は衰えた。音楽もまた?
大作曲家=即興の名手は、モーツァルト、ベートーヴェンからショパン、リストの時代まで連なりますが、19世紀後半には作曲家と演奏家のしごとの区別が明確になり、即興演奏は、不要なスタンドプレイとして衰え始めるのです。
20世紀には、演奏家は譜面どおりに演奏し、人間的な演奏ミスは録音から排除され、聴衆は無言でかしこまって眼前の演奏と聴く、それが当たり前になりました。100万人が同質の感動を味わえるようになった代わりに、ナマ演奏者と100人の客が同室で心かよわせる、「自由な」「気ままな」楽しさは失われてしまったのです。
◆教育システム
日本で初めて実現したオープンシラバス制度。オープンシラバス=カリキュラムの自由選択制度を通じて、自分の可能性を追求できます。
自由選択・自分発見。本音楽院の最大のメリットです。
各専攻学科のどの科でも、自分を生かす自己をプロ意識に徹することを目標にしていきます。従って、必修科目は基本的な専攻科目だけに抑え、合理的なシラバス(授業形態)に編成された自由選択の科目を多く設けました。
もし、自分の資質・個性・性格に合わない科目を選択してしまっても途中で科目を変更することは自由です。また自分の目標、能力、適正に叶った専攻学科に応じて転科することも可能です。国立音楽院は「精神の完全自由」をモットーに、それぞれの分野で活躍できる人材の育成に努めています。それだけに学院生の一人一人が責任ある自立した人格として学院生活を送ってほしいと願っています。本音楽院生が、自分の今の目標を達成することが、本音楽院の教育システムの真の狙いです。
好きなことって熱中できる、カリキュラムの自由選択制度
「とにかく何かを始めてみる」。若者に与えられた大きなチャンスのひとつだと考えます。自分にとって本当に好きで楽しいやりたいものを学び活かすのです。本音楽院では、専攻学科に関する専門科目だけでなく、自分の興味や関心のある他の分野の学科目も自由に選択できます。
また、はじめに選んだ科目が自分には合っていないと思えば変更することも可能です。「なにかをすることに無駄なことはない」と考えます。そして広くいろいろなことを体験し実感することは、しなやかでユニークな音楽人にとっても大切なことです。国立音楽院で自分を発見し育ててください。
好きな音楽で仕事、国立音楽院
◆さらに高く目標をかかげ、深く音楽の喜びに身をゆだねる
―研究科<ディプロマコース>への道が開かれています。
人には運命的な出逢いがあります。
自分の未来を決定づけるほどの人、事件、モチーフとの出逢い、心の泉が大きな喜びとなって涌き出る・・・音楽との出逢い、ふれあいはその最も大きなものでしょう。好きで楽しい何かをやっている者にこそ創造の満足があり、幸せな自己を実現できる未来がおのずと開けるのです。
本音楽院にて2年間の履修後、さらに専門的に深く研修したい強い意思と目標を抱く学院生が増えています。その意思と情熱を尊重し、全17学科に研究科<ディプロマコース>を設置いたしました。
*優秀者には本音楽院の研究助手ないし指導講師への登用も期待されています。
*音楽療法学科のディプロマコースは「臨床音楽療法士」として独立し活躍を望む学院生が主な対象です。
◆我国で、はじめて幼児リトミック教室を確立
本音楽院は、我国に於ける幼児リトミック教育のパイオニアであり、欧米のリトミック教育が幼児教育に役立つといち早く考え、そのスペシャリストの養成を行ってきました。小さな幼児は「自然のもくろみ」に素直に従い、心身の調和や秩序や情操、そしてドキドキわくわくする旺盛な好奇心と豊かな吸収力、元気さを喚起しながら自ら成長しています。
音楽リズムと運動、造形と絵画・・・などを用いながら敏感性鋭い幼児の感覚と運動機能の全てを刺激し、喜びや感動、満足や達成感など健康な心身を育成しサポートします。北海道から九州・沖縄まで全国に在る約400ヵ所を超える一流カルチャーセンターで、本音楽院の卒業生たちは張り切って活躍しています。
彼女たちスペシャリストの就業率は100%に近い実績を誇っています。また、音楽療法士やこどもアート指導員や音楽講師を希望する本学院生にとっても、幼児リトミックは大いに役立ちます。
◆キャンパスライフ
キャンパスライフ日本のミュージックシーンを支える根源はここにある。
【受験資格】
音楽を勉強したいという意思のある方(全学科共通)
出願書類:
(1)本音楽院指定の入学願書(写真貼付2枚タテ5cm×ヨコ4cm)
(2)出身校が作成した調査書(高校生対象)
専門学校・短期大学・大学在学生は、上記の替りに在学証明書、既卒業者は卒業証書のコピーを提出。
(3)写真/入学願書貼付 ・・・ 2枚(タテ5cm×ヨコ4cm)
提出用写真 ・・・・・ 2枚(タテ3.5cm×ヨコ2.5cm)
(4)入学検定審査料:25,000円
郵便為替・現金書留・銀行振込のいずれかを利用
出願期間
出願期間:本年9月1日~翌年3月31日(消印有効)
ただし、各科とも定員になり次第、出願期間中でも締め切りになります。年々、締め切りが早まる傾向にありますので、ご注意下さい。
出願方法
○郵送受付:出願書類を書留速達で郵送して下さい。
○窓口受付:午前10時~午後5時(日・祭日は除く)
入学手続き
○合格者は合格通知書到着後10日以内に所定の学費を、本音楽院指定
銀行口座へお振込み下さい。(10日以内に納入出来ない方は、入試 受付事務局へご相談下さい)
○入学手続きが完了後、本音楽院教務部より入学許可証、他必要書類が発送されます。
願書提出先
〒154-0001:東京都世田谷区池尻3-28-8
国立音楽院 入試受付事務局:TEL 03-5431-8085
音楽留学、今はイギリス
音楽こそ、明日を生きる能力だ
一心に音楽、仕事は一生
『好きな音楽を一生の仕事に』国立音楽院・資料請求
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- 2008/01/17(木) 23:59:41|
- 憩いの広場・アート|
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